海外進出の第一歩!
2017/3/16
山上木工の自社ブランド「ISU-WORKS」の一部の製品が、フランス・パリにて1年間常設展示されることになりました!
これは全国各地域の経済産業局主導の下
クールジャパン商品のテストマーケテイング支援の一環で行われている
「Challenge Local Cool Japan in パリ」という事業です。
会社が単独で海外へ挑戦することは、今の山上木工では資金的に無理ですが、
格安で対応していただけるのがこの制度。
公募期間1.5ヵ月あり、応募点数120点中、40点(北海道では4点)選ばれた形となります。
運よく、書類選考とプレゼンが通過し今回の結果となりました。
展示していただく会社・展示場は「maison wa」という日本文化の中で生まれた上質な商品を
販売しており、パリ市内にて展示されるクールジャパン機構から出資を受けている会社です。
(クールジャパン機構→官民ファンド。日本経済の持続的な成長をはかることを目的として、日本における衣・食・住に関わる生活文化の特徴・特色を生かした魅力ある商品・サービスを海外展開することを支援・推進していくために、2013年(平成25年)11月25日に出資金375億円を集めて設立された。※wikipedia)
立地に関してもよく、近くにはルーブル美術館やオペラ座があるそうです。
個人的な話ですが、勿論行ったことがないので、
GOOGLEストリートビューで先ほど行ってみましたが、
上手く言えませんがディズニーランドのような街並みみたい笑
とにかく、とても綺麗な街並みのエリアです。
展示エリアはこんな感じです。
雑貨がメインの印象です。
ちなみに、展示する商品は、
「LEN」と「ISU-PAPYRUS」という商品です。
日本文化には胡坐をかく文化があります。
ダイニングでもゆったりと胡坐をかいて座れるように
座面をよりワイドにデザインされた椅子が「LEN」です。
日本の文化を紹介する意味でも今回選出さました。
web: http://isu-works.com/len/
次はISU-PAPYRUSというスツールです。
これはスタッキング(重ねる)ことができて
尚且つノックダウン(組立)ができる設計です。
とてもコンパクトで輸出コストも下がります。
また、前傾に5°傾くことで、
腰への負担が軽減されるというデザイン。
フランスへ展示するのは、
座面をフランスの国旗っぽくして送ってみました。
web: http://www.isu-papyrus.com/products/
海外に挑戦することは、
山上木工が数年前から掲げている
「オホーツクから世界へ」、
「2020年の東京オリンピックまでに海外へ挑戦」
という目標の第一歩です。
人口5000人を切る町の小さな町で活動する、
小さな零細企業の木工所は、
形はどうあれ世界に挑戦するという事自体で士気が高まるんです。
正直売れるとはあまり思っておりません。
(今回格安で挑戦できるが故こんなことを言えるのですが、、)
そんなことより、挑戦自体がとてもロマンがあり、
社員のみんなのモチベーションも上がるんです。
これがまず一番のキーポイント。
そして、実際にどのように評価されて、
どのようにしたら売れるようになるか、
細かくフィードバックをもらう。
実際に海外販売の感覚の体感をさせてもらう。
次へのステップへと会社を進化させていき、
将来的には、山上木工が世界の企業と取引ができるようになる。
これが大きな、大きな目標です。
商品は既に輸出し早速4月から販売がスタートします。
一年間有意義なテストマーケテイングになるよう努めて参ります!
YUICHIRO